Hiromi Tengeji
2017/08/22 - 13:34

By Hiromi Tengeji
Japan Secretariat

JICA研修「金融包摂と貧困削減」の実施支援をしました

8月14日(月)~18日(金) JICAが国際開発分野の専門家向けに開催する能力強化研修「金融包摂と貧困削減」にて、教材作成と演習運営を実施しました。

 

現在、世界では約 20 億人がフォーマルな金融サービスを利用できず、それが持続的な開発の阻害要因と捉えられています。「金融包摂(Financial Inclusion)」は、こうした人々にフォーマルな金融サービスを届け、その適切な利用を通して自立的な成長を支援する取組みですが、途上国で発展してきた取組みであり、日本や他の先進国にベストプラクティスがあるわけではありませんまた、「金融包摂」を取り巻く議論は、数年前のマイクロファイナンスを中心としたものから、方法論の発展やデジタル技術の発達により、近年大きく様変わりしています。本研修は、こうした背景を踏まえ、「金融包摂」に関する最先端の研究結果や事例を取り入れ、現場で活躍できる人材の育成を目的にしています。

 

 

コペルニクは、現在、公的機関との連携もより拡大する新方針を掲げており、JICA及び辻一人埼玉大学国際開発教育研究センター長、JICA客員専門員のもと、最先端の研究結果や事例を取り入れた教材作成、研修プログラムに毎日組み込まれている演習の運営・ファシリテーションを担当しました。研修には、途上国の開発プロジェクトの経験豊富なコンサルタントを中心に37名が参加し、それぞれの経験・事例を持ち寄り、実践的な議論が展開されました。演習は日を追うごとに活発化し、研修後半は開始数分でボードが埋まるほど次々とアイデアが出るようになり、参加者から「他の研修と比べても格段に内容が濃かった」との感想が聞かれました。 

 

コペルニクは、今後もこうした理論的な活動と実践的な活動を融合させ、貧困削減に向けた新たなアプローチの発見をめざしていきます。

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