Hiromi Tengeji
2017/04/09 - 19:32

By Hiromi Tengeji
Japan Secretariat

<中小企業のアジア進出プロジェクト:参加企業の声>- 株式会社チャレンジ様

今回のアチェ出張は大変実りあるものとなりました。
現地での予定変更も出ましたが、その都度、臨機応変に対応でき、スムーズでした。

1.訪問先と打合せ内容
BPBA、イスラム大、ホテル、病院、シャークアラ大、津波避難所、NGO、ピディジャヤ州政府とすべてでデモを行い、理解と高い関心が示されました。

①BPBA(アチェ州地方防災局)
ファズリ担当、ディルハムシャ・アドバイザリーボード議長(IUN大学部長)を含む関係者と今後の取組について打合せた。
・JICAへの要請文書:アチェア州はEQG-ⅢをBPBA各事務所に59台設置するため、州知事名でJICA事務所に要請文書を出しているが、返事がない状態である。再度要請するとともに、BNPB ,BMKGにもサポートを要請するレターを出すことになった。
・JICA普及実証事業への取組:協力して推進する意識合わせを行った。
 ジョグジャカルタ州とも協力して進める。
・今後、BPBAとはアチェ州の防災事業の推進に一層緊密に協力することとした。
・チャレンジより、BPBA,PLN(電力会社)、IUNにEQG-Ⅲを各1台贈呈することとした。
・JICA案件化調査で、EQG-Ⅲ設置、技術研修、避難訓練、ワークショップを行ってきたが、今回の訪問はタイムリーで、今後の協力に効果があった。

<BPBAとの打合せ>

②IUN
・ディルハムシャ学部長と関係教授と打合せた。デモと機能説明を行い、理解を得た。
・この機会にMOUを締結し、技術協力を進めることで一致した。IUNは地域のモノポール(高性能電柱)を活用して、避難をさせる計画を持っており、協力する。

<IUNと打合せ>

<IUNとMOUの締結>

③ヘルメスホテル
GMのMunas氏並びに主要スタッフ約15名と打合せた。
デモと機能説明を行い、高い関心を得た。放送設備との連動、避難訓練、価格について質問があった。次回、放送設備との連動を行うよう要請があった。

<ヘルメスホテルと打合せ>

<ヘルメスホテルメンバーと>

④病院
Anton氏とスタッフにデモと説明を行った。センサーの精度、表示する震度について質問があり、説明した。価格は、ディスカウントの要望があった。

⑤シャークアラ大
Nizamudin 準教授、Irwandhi研究者と打合せ、デモと機能説明を行った。
高い関心が示され、精度と性能について質問があった。ノイズ識別0.1ガルの精度は研究に十分であり、予算措置を要請する旨、表明があった。
MOUの締結も、学内で検討する。

⑥津波避難所:Village
Lambung Villageの責任者と打合せた。デモと機能説明を行い、高い関心が示された。アチェで津波避難ビルに指定された3か所のうちの1個所である。現在の警報システムは、誤報が度々あり、人々が信用してないことが問題である。
デモにより、EQG-Ⅲは誤報を出さないように精度確保と工夫がしてあることに理解を得た。地震で揺れる前にアラームが出せるので、人々の命を守れる。州政府が村に指示を出すと予算措置ができるので働きかけたい。

⑦地元NGO
二人のメンバーにデモと機能説明を行った。
Muchseen氏はビル内設備供給会社の社長で、関心が高い。現在、アチェではビルに簡単な検知器を設置しているが、誤報が多い。EQG-Ⅲは高精度で、有益である。地元での設置とメインテナンスが重要であるとの指摘あった。BPBA、IUN等との協力で対処したい。
Ferry氏は電力が不安定なので、対応が必要と意見が出された。UPSで対応できる旨話した。シャットダウンシステムは効果的で、セールスポイントになるとの意見であった。

⑧ピディジャヤ県政府
ピディジャヤは昨年12月7日、120名の方が亡くなる被害が出た地震の震源地である。
県政府の幹部、BPBD、シャークアラ大のスタッフとの打合せを行った。
デモと機能説明では、精度、センサーの検知範囲、放送設備について多くの質問があり、設置後の技術支援、避難訓練の実施の必要性が述べられた。
地震対策の必要性を痛感していることがヒシヒシと感じられた。
県政府は、EQG-Ⅲは非常に有益であり、ピディジャヤ県に必要であるとの見解でした。また、技術支援、訓練実施の支援の要請を受けた。今後、BPBDと打合せたいとの意向です。

<ピディジャヤ県幹部と打合せ>

<ピディジャヤ県より盾を受領>

2.まとめ
今回訪問して、アチェ州の防災に対する取り組みは、非常に意欲的であることを改めて実感した。
弊社としては、アチェ州の各機関との協力関係を活かし、緊密な協力の下、機器設置、避難訓練、技術支援に貢献したい。EQG-Ⅲを設置し、データ収集を継続し、実際の地震時に有効性を示す取り組みを行うとともに、技術研修、メインテンス研修、避難訓練により、人命を守る取り組みに協力したい。
今回の訪問はコペルニクの皆さま、地元に詳しいスタッフのおかげで、なかなか会えない方々にもお会いし、忌憚のない意見交換ができ、理解を深められたことは今後の取組に大きな成果になりました。ご尽力頂きました皆さまに厚く御礼申し上げます。