Toshi Nakamura
2017/01/27 - 08:06

By 中村 俊裕
共同創設者 兼 CEO

世界経済フォーラム ダボス会議に参加 (2)

ダボス本会議が始まった。おそらく1000ほどのセッションが平行して行われる。今年のテーマであるResponsive and Responsible Leadershipというの大きな枠組みの中で、人工知能や地球温暖化、アメリカ政治の将来、意思決定、農業の将来、仮想現実など様々なイシューが話し合われる。
スピーカーも、新国連事務総長のアントニオ・グテレスや米国のアル・ゴア元副大統領、英国のメイ首相、ビル・ゲイツなどが参加している。日本からもJICA理事長北岡氏や、グロービスの堀氏、YGLのメンバーが4人とシュワブ財団の社会企業家足立聖子さんなどが参加していた。

開会セレモニーでスピーチをする世界経済フォーラム創設者 クラウス・シュワブ氏

​多くあるアジェンダの中から自分の興味のあるセッションを探し、登録し、かつコペルニクのパートナーを探すためのミーティングをセットするということを時間をかけて行った。​
オープニングのスピーチは、中国の習近平国家主席。グローバリゼーション、経済の自由主義の支持や世界の不均衡の是正を強調。いくつかの国で内向きなリーダーが支持される中、あの中国のトップがこういったポジションをとることに、時代の流れを感じる。

ダボス会議で話す習近平国家主席

その後、ユニリーバ社長とセーブ・ザ・チルドレン代表などが参加する持続可能な開発に関するパネル​に参加。ユニリーバ社長のポールマン氏は「社会課題を解決しない会社には存在意義がない」とまで明言し、持続可能な開発目標(SDGs)の意義を強調した。一企業のトップがここまで言うのかという印象を受けた。

持続可能な開発に関するパネル​の様子

​次の参加したセッションは、バイアスと未来予測について。例えば、自動運転車が2018年の1月までに実際に運用される可能性は何パーセントかといった未来の予測の精度を上げるためには何が大事なのかということを話し合う。​ハーバードケネディースクールの教授と、ペンシルバニア大の教授がファシリテーションをするセッション。
正確に予想するには、自信過剰でもだめだし、自信がなさ過ぎてもいけない。予測するチームのダイバーシティが低すぎてもだめだし、高すぎてもだめ。新な事実をつかんだら、予測を柔軟に変化させることが大事。その分野の専門家よりも、ジェネラリストが高い予測をする、など非常の示唆に富んだ研究結果も披露された。同じ分野のことだけを研究していると視野が狭くなったり、柔軟な思考が妨げられるということだろうか。

セッションの説明をするハーバード・ケネディースクールのイリス・ボーネット教授

次回のブログでは、F1チャンピオンを迎えたダボスの山頂の中で行われたセッションの報告などをする予定です。